発送方法について
通常便とクール便どちらで送るべきか
オンラインショップでお求めいただいたぶどうは、ヤマト運輸の宅急便で発送します。
発送方法には「通常便(常温便)」と「クール便」があり、商品ラインナップにも2種類の設定をしてありますが、どちらで送るべきか?と迷うこともあるかと思いますので、少しまとめてみました。
青果物=冷蔵保存?
ぶどうは青果物ですので「青果物 → 冷蔵保存 → クール便」というイメージをする方が多いかもしれません。
諸説あるようですが、ぶどうの保存に適した温度は「5~10℃」と言われています。
ご家庭では、冷蔵庫の野菜室での保存がもっとも適しています。
ヤマト運輸のWEBサイトによると、クール宅急便(冷蔵タイプ)の冷蔵温度は「0~10℃」です。
クール宅急便|ヤマト運輸
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/cool/
温度帯に10℃の幅があるのは、管理庫から配送トラックへの積み込み時や、冷気を発する冷風口との距離、配達時のドアの開閉などによって温度が常に一定ではなく、変化するためだと思われます。
5~10℃であれば適した温度なのですが、冷風口の近くに積まれるなどして0℃近くになると凍結してしまう可能性があり、本来の美味しさが損なわれてしまうかもしれません。
ただ、こればかりは運任せの部分もあり、選ぶことはできません。
販売は常温での陳列が多い
一方、直売所やスーパーなどで販売されているぶどうは、そのまま常温で陳列されていることも多いと思います。
直売所では冷蔵ショーケースの有無など設備面の問題もあるかと思いますが、多くの青果物を取り扱っている販売店が常温で陳列しているということは、必ずしも冷蔵保存の必要性がないということなのかもしれません。
ただ、直射日光があたる場所や、極端に高温になる場所(駐車時の自動車内など)での保存は、短時間であっても避けるべきです。
また、温度変化には弱いため、冷蔵する→常温に戻す→また冷蔵する…という保存方法はよくありません。
実験してみました
昨年、一部の方に協力をお願いして、すべて通常便(常温便)でトライアル発送しましたが、特に品質に関して問題があったという報告を受けることはありませんでした。
また、荷造りを行っている作業場(9月下旬でも日中は30℃近くになることもあります)で、収穫後のシャインマスカットをそのまま置きっぱなしにしてみましたが、3~4日まではそれほど劣化を感じることはありませんでした。
さすがに1週間置いておくと、見た目にも水分が抜けて本来の美味しさは損なわれていましたが、口にできない状態ではなく、腐敗等もありませんでした。
もちろん専門機関での実験ではないため、個人的な感想としておきますが、シャインマスカットは保存性が高い品種であることから、数日間であれば常温保存でも問題ないのではないかと考えています。
基本は通常便でOK
ご自宅への発送で、初回配達日に受け取れる方であれば、通常便で問題ないでしょう。
仕事の都合などで帰宅が夜遅くになってしまったり、不在がちだったりと、受け取る日が不安定になりそうな方は、クール便での発送が向いているかもしれません。
お住まいの都道府県によっても事情が異なるかと思いますので、下記の発達予定日を参考にしてみてください。
なお、ご注文時にメールアドレスをご登録いただくと、ヤマト運輸からも「宅急便お届け予定eメール」により配送予定が通知されるように伝票を発行しますので、ご都合に合わせて日時変更を行うことができます。
宅急便お届け予定eメール|ヤマト運輸
https://business.kuronekoyamato.co.jp/service/lineup/takkyubin_otodoke_b/
ご挨拶やお礼などで友人や知人に贈る方は、原則「宅急便お届け予定eメール」は利用できませんが、注文いただいた方にはstoresからの発送完了メールが届きますので、事前にお知らせすることはできます。
お知らせしたくない場合や、贈る相手の都合がわからない場合は、クール便を選んでおくと安心かもしれません。
最後に
通常便でもクール便でも、受け取り後は冷蔵庫の野菜室で保存いただくと、常温保存よりも鮮度は保ちやすくなります。
ただし、ぶどうは追熟しませんので、“採りたて”に近い本来の美味しさを味わっていただくためには、お受け取り後できるだけ早くお召し上がりいただきたいと考えています。