考え方
3つの基本コンセプト
私たちはぶどう園を開業するにあたって、3つの基本コンセプトを決めました。
1.お客さんに喜んでもらうこと
私たちがフルーツに期待することは“美味しさ”です。
美味しいものを目の前にすると、自然と笑顔になり、気持ちがワクワクします。
それはぶどう農家を志す前も、いまも変わりません。
生産者と消費者の関係は、シンプルに表現すると「ぶどうをつくって売る」「ぶどうを買って食べる」ですが、それだけでは味気なく感じます。
だから、笑顔とワクワクを届けるという気持ちでつくります。
お客さんがいるから成り立ち、存続することができる。
数多くのぶどう農家から私たちを選んでいただく方々を裏切ることのないように、常にお客さんに喜んでもらうことを考えながら取り組みます。
2.自分たちもしっかり楽しむこと
農業は自然相手の仕事です。
台風などの自然災害をはじめとして困難なことが起こるかもしれませんし、作業が続く時期には天候にかかわらず働く必要があります。
それでも、誰かに言われたり必要に迫られたわけではなく、自分たちの意思でぶどう農家という道を選びました。
それは、ほとんどのことを自分たちの意思で決められるという魅力があったから。
・どんな品種を栽培しようか。
・どんな配送資材を使おうか。
・いつどれだけ休もうか。
メリハリのある生活で、仕事もプライベートも全力で楽しんで、常に前を向く。
常に文句や愚痴ばかり口にしている人よりも、人生や仕事を楽しんでいる人がつくったぶどうの方が、美味しさが増えるような気がするんです。
3.いつでも素直に正直に向き合うこと
今まで消費者だった目線を忘れることなく、食の生産者になる意識と責任。
それを強く持つことは大切だと考えています。
時代や環境の変化とともに、ニーズも変わっていくもの。
自分たちの意見を一方的に押し付けるようなことはせず、アイデアやヒントを柔軟に受け入れながら“求められているもの”をよりよくつくろうとする素直さ。
目先の利益や保身を優先せず、正直に「ダメなことはダメ」といえる潔さ。
嘘やごまかしは、明るみになると一瞬で信頼関係を崩してしまいます。
お客さんのためにも、自分たちのためにも、まっすぐ向き合うことを心がけます。